愛宕山地蔵院では兼務寺院の平川市・赤倉山金剛寺と共に永代供養のためのお墓、宝篋印塔(ほうきょういんとう)という供養塔を黒石市に建立いたしました。
永代供養とはお寺にご縁のあるすべての御霊、つまり有縁精霊をお寺が代々に渡りご供養を重ねる事で、近年では後継者がおられないご家庭の方や様々なご事情でお墓を建立する事が出来ない方々に注目されているご供養です。
当寺としてもお墓を守る跡継ぎのおられない方や、お墓が遠くにあり不便を感じる方など、お墓にまつわる実に様々な想いやお悩みのお声を受け、皆さまのご先祖様を想うお気持ちを大切に、出来る限り皆さまのご負担を少なくした形でお応えしたいと願い、数年がかりで建立に至った次第です。
とは言え、現在では他のご寺院さまでも永代供養墓を建立されており、形式も内容も様々です。ですからご供養をお考えの際はまず、それぞれのご供養内容をよくよくご覧頂き、その上でご自分の望まれる形に合ったご寺院の供養を選ばれることをお勧め致します。ですからご不明な点がありましたらその都度ご確認下さい。
先ずは皆さまが安心してご供養出来るという事が第一だと思います。
当寺院の永代供養墓・宝篋印塔につきましても、皆さまに安心してご供養頂けるという事を第一に考え建立致しました。
尚、資料など詳しくは、直接お会いした際にお渡ししまして内容を詳しくご説明させて頂いております。文面だけでは伝わらない事もございますので。
お話のみでも構いませんので、ご供養についてお考え・お悩みの方はお寺までお問い合わせください。広告等は致しておりませんが、お墓のことで悩んでいる方々の一助となれればと考えております。
宝篋印塔はストゥーパ(仏塔)の一種で元々、宝篋印陀羅尼というお経を収める供養塔でした。滅罪や延命などの利益から、追善や逆修(生前にあらかじめ供養をすませること)の供養塔、墓碑塔として、古くから五輪塔等と共に多く建立されて、中でも装飾性の強い宝篋印塔は功徳を多く積まれた方々に用いられたと伝えられております。